ハイブリッドスーパーキャパシタを搭載するホクショー株式会社のインタビュー動画が公開されました。(動画あり)
ホクショー株式会社の垂直往復搬送機「オートレーター」向け省エネ制御装置にはハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)が採用されています。
今回、LICを搭載することで実現した省エネ効果などについてホクショー株式会社のご担当者様からコメントを頂きました。
本ブログは、動画内容を抜粋したレポートをお届けします。
Q.ホクショー株式会社の垂直往復搬送機とVEASとは
A.「貨物専用の垂直往復搬送機はオートレーターという製品です。オートレーターは、エレベーターのように垂直に動き、多層階へ荷物を運ぶ昇降機と、各階にに設置されたコンベアです。オートレーターとコンベアには、それぞれにモーターが組み込まれています。通常は電源からモーターに電気を送り、回転させ、荷物を自動で運ぶ機構となっています。省エネ制御装置のVEASはオートレーターと組み合わせて使用します。」
Q.垂直往復搬送機にハイブリッドスーパーキャパシタを使用したメリットは
A.「垂直往復搬送機の特性として、重い荷物を下げるときには、昇降モータから大きな回生電力が発生します。この回生電力をハイブリッドスーパーキャパシタに貯め込みます。次に昇降機が荷物を上げるときに、キャパシタから電力をアシストします。電力を循環させることにより、省エネ効果のメリットがあります。」
Q.他の蓄電デバイスと比較しハイブリッドスーパーキャパシタが有利だった点は
A.「大電流を流すことができ、かつサイクル寿命が長いことです。装置としての耐久年数が上がり、製品価値が向上しました。」
Q.具体的にどのくらいの省エネ効果があったのか
A.「VEASとE-VEAS、二つの省エネ制御装置にハイブリッドスーパーキャパシタを搭載しています。それぞれで使い方が異なりますが、垂直往復搬送機と組みわせることで、最大38%から50%の省エネ効果があります。」
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