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ハイブリッドスーパーキャパシタの命名由来と名前変更の背景

ハイブリッドスーパーキャパシタの命名由来と名前変更の背景

初めに

当社は、過去に「リチウムイオンキャパシタ」という商材名で角型セルを販売しておりました。しかし、2024年に商材名を「ハイブリッドスーパーキャパシタ」に変更しました。今回は、この命名の由来や変更にいたった背景についてご紹介します。

※名称のみの変更で製品特性等に変更はございません。

命名の由来

弊社のキャパシタは一般的な電気二重層キャパシタの原理を使いながら負極材料として リチウムイオン吸蔵可能な炭素系材料を使い、そこにリチウムイオンを添加することでエネルギー密度を向上させたキャパシタです。

材料組成を簡単に図示したものが以下となります。

組成.png

この製品のコンセプトを説明するため、材料構成が「ハイブリッド構成」になっていることを示した「ハイブリッドスーパーキャパシタ」が選定されました。

名前変更の背景

当社は、以下のリリースでお知らせした通り、国内だけでなく海外でもビジネス活動を活発化させています。

武蔵エナジーソリューションズと米Flex社が提携を発表 〜AIデータセンターのエネルギー課題解決へ新製品を市場投入〜 | 武蔵エナジーソリューションズ株式会社のお知らせ

ハイブリッドスーパーキャパシタがUL認証を取得 ~北米地域での市場開拓を加速~ | 武蔵エナジーソリューションズ株式会社のお知らせ

青島地下鉄 8 号線の Wayside ESS にリチウムイオンキャパシタ ULTIMO®の採用について | 武蔵エナジーソリューションズ株式会社のお知らせ

海外向けに弊社キャパシタを販売する際に避けて通れないのが輸出です。

弊社のキャパシタはIATAの特別規定を満たす梱包にて出荷することにより非危険物にて出荷が可能です。

しかし当時は「リチウムイオン」という名称の影響で、エネルギー貯蔵容量によっては危険物ではないかというお問い合わせを多くいただき、対応に苦慮しておりました。

誤解を避けるため、名前を変更し、業務が円滑に進むよう対応しました。

まとめ

今回ご紹介したように、当社の「ハイブリッドスーパーキャパシタ」は、その革新的な材料構成とエネルギー効率性を強調するために命名されました。さらに、名称変更の背景には、海外市場における誤解を防ぎ、輸出業務をよりスムーズに進めるという実務的な理由もありました。

名称は変わりましたが、製品の特性や品質には一切の変更がなく、これまで以上にお客様のニーズに応える製品として進化を続けていきます。今後も、国内外でさらなる市場拡大と価値創造に取り組んでまいりますので、ぜひご期待ください。

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