用語集

エネルギー・キャパシタ関連の用語集

エネルギー密度

エネルギー密度は、電池やキャパシタなどのエネルギー貯蔵デバイスの性能を評価する重要な指標です。単位体積または質量当たりに蓄えられるエネルギー量を表し、Wh/kgやWh/Lなどの単位で表現されます。

エネルギー密度の重要性:

  • 電気自動車の走行距離延長
  • ポータブルデバイスの小型軽量化
  • 再生可能エネルギーの効率的貯蔵
  • 宇宙探査機器の長時間稼働

比較と特徴:

  1. リチウムイオン電池: 高エネルギー密度(100-265 Wh/kg)で現在主流
  2. スーパーキャパシタ: 低エネルギー密度(5-15 Wh/kg)だが高出力密度
  3. 全固体電池: 次世代技術として期待(400-500 Wh/kg以上)
  4. 水素燃料電池: 超高エネルギー密度(33,000 Wh/kg)だが貯蔵に課題

最新研究トレンド:

  • ナノ材料を用いた電極開発
  • 新型電解質の探索
  • ハイブリッドエネルギー貯蔵システム
  • 量子ドットを利用した革新的蓄電技術

エネルギー密度の向上は、持続可能な社会実現のカギとなります。高密度化により、電気自動車の普及加速、再生可能エネルギーの大規模導入、そしてIoT時代のパワーマネジメント革命が期待されています。

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