三菱電機株式会社の次世代蓄電モジュールに次世代蓄電デバイスが搭載
武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下ムサシ)のグループ会社である武蔵エナジーソリューションズ株式会社(本社:山梨県北杜市、代表取締役社長:髙橋航史、以下武蔵エナジーソリューションズ)において開発を進めている次世代蓄電デバイスが、三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、執行役社長:漆間 啓、以下、三菱電機)の鉄道事業者・鉄道車両メーカー等の鉄道業界向け次世代蓄電モジュールに搭載されることとなりましたのでお知らせいたします。同モジュールはドイツ・ベルリンで 2024 年 9月に開催される交通技術の国際見本市“InnoTrans2024”の三菱電機ブースにおいて展示されます。
▲次世代蓄電デバイス(左)と次世代蓄電モジュール(右)
【“InnoTrans2024”の概要】
展示会名: InnoTrans2024
開催期間:2024 年 9 月 24 日~27 日
会場:Messe Berlin
URL:https://www.innotrans.de/en/
三菱電機株式会社ブース:Messe Berlin // Hall 9 // Booth No. 440
武蔵エナジーソリューションは世界に先駆けてハイブリッドスーパーキャパシタ(以下、HSC)の量産を 2011 年に開始し、急速充放電やエネルギー回生、ピークアシスト等のさまざまな市場ニーズに合わせて、省スペース化・軽量化に対応した装置の提供を進めています。2024 年 5月には三菱電機との業務提携および共同開発契約を締結し、鉄道車両等への搭載に適した従来品よりも小型化された次世代蓄電モジュールの共同開発を進めています。
ニュースリリース:三菱電機と武蔵エナジーソリューションズが業務提携・共同開発契約を締結~両社の提携を通じて、鉄道業界でのカーボンニュートラル実現に貢献~
https://www.musashi.co.jp/newsrelease/post_70.html
三菱電機は、“InnoTrans2024”において「“Moving Into Sustainable Society”」とテーマにサーキュラーエコノミー、省エネ、労働最適化、安全とセキュリティに関する同社製品を展示する予定です。このうち、省エネカテゴリにおいて、武蔵エナジーソリューションズが開発を進めている次世代蓄電デバイスが搭載された次世代蓄電モジュールが展示されます。
【次世代蓄電モジュールについて】
次世代蓄電モジュールは先進的なエネルギー貯蔵システムです。長寿命で高い安全性を持ち、従来のリチウムイオン電池では実現できない高出力密度と、従来の HSC では実現できない高容量密度を提供します。鉄道車両のブレーキ時に発生する高い回生電力を吸収し、走行時の出力電力を供給するために最適な出力密度と容量密度を提供することが期待されています。水素燃料電池ハイブリッド列車、ディーゼルハイブリッド列車、架線レストラム、変電所のピークシェービング、ブレーキ抵抗器の代替、車両内外の様々な鉄道ソリューションへの採用を目指しています。
【武蔵エナジーソリューションズについて】
武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史)のグループ会社である武蔵エナジーソリューションズは、世界に先駆けて HSC の量産を開始したパイオニアです。HSC は高出力、長寿命、高い安全性などの特徴を有しており、次世代社会インフラとなるデータセンター、大型商用電動車のエネルギー効率最適化への貢献が期待されるサステナブルなエネルギーデバイスです。
武蔵エナジーソリューションズ Web Site: https://www.musashi-es.co.jp/
【ムサシについて】
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ /ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っています。二輪車向けトランスミッションは世界シェア約 30%と業界トップクラスの占有率を誇ります(ムサシ調べ)。電動、自動運転といった次世代自動車向けパワートレイン、サスペンション、ステアリング等の商品展開を進める一方、先端 AI 技術開発によるインダストリー4.0 の推進、SDGs の幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力しています。
Musashi Web Site: http://www.musashi.co.jp/